ソーラーパネルの選択悩みます!
再生可能エネルギーへの関心が高まる中、太陽光発電の導入を検討する家庭や企業が増えています。
その中でも注目されているのが「片面パネル」と「両面パネル」の違い。発電効率、コスト、設置場所など、どちらを選ぶべきか悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
この記事では、両者の特徴を徹底比較し、設置環境に応じた最適な選び方を解説します。これを読めば、あなたにとってどちらが“得”かが明確になります。
片面太陽光パネルとは?

特徴
片面パネルは、文字通り「片面」だけで太陽光を受けて発電するパネルで、現在でも主流の製品です。パネル表面のセルが太陽光を受けて電気を作る仕組みで、屋根や地面に向けて一定の角度で設置されます。
メリット
- コストが安い:製造コストが比較的低く、設置費用も抑えられるため、初期投資が小さい。
- 設置しやすい:多くの建物や土地に対応しやすく、汎用性が高い。
- 成熟した技術:実績も多く、製品バリエーションも豊富。
デメリット
- 発電は片面のみ:裏面の光(反射光など)を活用できず、設置条件によっては発電効率が落ちやすい。
両面太陽光パネルとは?
特徴
両面パネルは、パネルの表と裏の両方に太陽電池セルが配置されており、裏面でも地面などからの反射光を利用して発電が可能です。
メリット
- 発電効率が高い:両面で発電できるため、同じ設置面積でも発電量がアップ。
- 積雪地域や反射環境に強い:雪、砂地、水面など反射光の多い環境では効果が大きい。
- 設置方法の幅が広がる:垂直設置や東西設置などにも対応しやすい。
デメリット
- コストが高め:本体価格や施工費が高くなりやすい。
- 設置環境を選ぶ:反射光が少ない環境では、片面と大差が出ないこともある。
設置環境別の最適な選び方とは?

屋根に設置する場合
- おすすめ:片面パネル
多くの住宅用・産業用屋根に設置する太陽光発電設備は、傾斜角も5度~10度と反射光が得られにくく、両面パネルの効果を十分に発揮できないため、コスパの良い片面パネルが最適です。
地上に架台を設置する場合
- おすすめ:両面パネル
地面に白い砕石を敷いたり、白色系の防草シートを活用することで裏面でも発電可能。特に広い敷地がある法人や農地では有利です。
但し、太陽光パネルの他に白い砕石、防草シートなど追加コストが発生します。
積雪の多い地域
- おすすめ:両面パネル
積雪がパネル表面を覆っても、裏面からの反射光で発電が可能。また、発電時の熱で雪を溶かす効果も期待できます。
建物の壁面やフェンスなど特殊設置
- おすすめ:両面パネル
垂直設置が可能な両面パネルは、スペースを有効活用しながら朝夕の光も活かせます。特に雪国の地域では、トラクターが進入して作業するような農業、駐車場をスペースを有効利用した設置事例があります。
コストと回収期間の違い
片面パネルは初期費用が抑えられる分、短期間での投資回収が見込めます。一方、両面パネルは発電量が増えることで長期的には回収期間が短縮される可能性があります。
パネル種類 | 初期費用 | 発電量 | 投資回収期間 |
---|---|---|---|
片面パネル | 安い | 標準 | 短~中期 |
両面パネル | やや高い | 多い | 中~長期 |
両者を比較したまとめ
項目 | 片面パネル | 両面パネル |
発電面 | 表のみ | 表と裏の両面 |
初期費用 | 安め | やや高め |
発電効率 | 環境に依存 | 環境次第で高効率 |
設置の自由度 | 高い | 環境によっては工夫が必要 |
おすすめ環境 | 屋根など | 地面設置、積雪地、特殊設置など |
折板屋根など、ほぼ傾斜角がつけづらい設置環境には、片面パネルが最適です。そのような傾斜角が無い場所では、反射するスペースも無く、コストパフォーマンスも良くありません。
十分屋上にスペースがある陸屋根でしたら、傾斜角を活用した設置方法として両面パネルが良いかもしれませんが、架台の固定の仕方など導入方法を検討した上で両面パネルの選択をしましょう。
傾斜角を付ければ、パネルにあたる日射量はアップしますが、その分、後方に設置するパネルに影の影響も考えなければなりません。
まとめ

太陽光パネルを選ぶ際は、単に「最新だから」「発電量が多いから」ではなく、設置場所の条件や将来のメンテナンス、予算などをトータルで判断することが大切です。
- コスト重視で汎用的に使いたいなら「片面パネル」
- 効率重視で環境がマッチするなら「両面パネル」
あなたの設置環境に合った選択をすることで、より高い投資対効果と安定した再エネ活用が実現します。導入前には、現地調査を行うことも忘れずに。