電源工事不要なソーラーパネル街路灯の凄いところ

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街路灯の進化が止まらない

「街路灯」と聞いて、どんなイメージが浮かびますか?
夜道を照らしてくれるインフラ、安心・安全の象徴、あるいは自治体が設置するものというイメージが強いかもしれません。

近年、「ソーラーパネル搭載型」の街路灯が注目され始めました。特に、電源工事が不要なモデルの普及が急加速しており、都市部から郊外、さらには個人宅の玄関灯や駐車場まで活用シーンが広がっています。

では、この“電源いらず”のソーラー街路灯、何がそんなに「すごい」のか?この記事では、その魅力を徹底的に解説します。

ソーラー街路灯とは?

まずは基礎知識から。

ソーラー街路灯とは、太陽光発電でバッテリーを充電し、夜間にLEDライトを点灯する街路灯です。

屋外に設置されたソーラーパネルが日中に太陽光を吸収し、内蔵バッテリーに蓄電。夜になるとその電力でLEDライトが自動的に点灯します。

中でも人気なのが、電源工事不要タイプ。これは既存の電力インフラと接続せず、独立して稼働できるため、設置コストを大幅に抑えつつ、メンテナンスの手間も軽減できます。

ただし、設置環境(天候・影等)によっては別途、電力を購入して明かりを灯しているケースもあります。

電源工事不要がもたらす5つのメリット

設置コストの大幅削減

従来の街路灯では、地下に電線を通したり、変電設備を整えたりといった電源工事が必須です。これには数十万円〜数百万円のコストがかかることも。しかし、ソーラー街路灯は電源工事(引き込み工事)が不要なため、設置費用をカットできるケースもあります。

工期が圧倒的に短い

電源工事を行う場合、役所との調整や許認可、道路の掘削なども必要ですが、ソーラー街路灯なら最短1日で設置完了。スピード導入が可能です。

場所を選ばず設置できる

電力インフラが整っていない山間部や公園、海岸沿い、災害避難所など、電源の確保が難しい場所でも設置可能です。これは従来型街路灯にはない大きなアドバンテージ。

停電時にも点灯し続ける

電力系統と無関係なため、災害時や停電時でも明かりを確保できます。特に近年、地震・台風・豪雨といった自然災害が増える中で、非常用照明としての価値が高まっています。

環境に優しくSDGsにも貢献

再生可能エネルギーである太陽光を活用するため、CO₂排出ゼロ企業や自治体のSDGs施策としても評価されており、「脱炭素社会」に向けた一歩としても注目されています。

導入事例:自治体・商業施設・個人宅でも活躍

自治体)防犯対策と災害時の備えに

愛知県のある市では、夜間の犯罪対策と災害時の避難所明かり確保を目的に、小中学校の校庭や公園にソーラー街路灯を導入

導入から数ヶ月で地域住民から「夜道が安心」「災害時に頼れる」といった声が寄せられたそうです。自治体によっては、賃貸借契約またはリースでソーラー街灯を導入されています。

商業施設・駐車場)ランニングコスト削減へ

大型ショッピングモールやコインパーキングでは、電気代の削減とメンテナンス工数の軽減を目的に、ソーラーLED街路灯に切り替える動きが進んでいます。

特に長時間営業する店舗では、夜間照明のランニングコストがばかにならないため、経済的メリットが大きいのです。

個人宅)玄関灯や防犯灯として

最近では個人宅でもソーラー街路灯をDIYで設置するケースが増加中。電源工事が不要なので、玄関先や庭、ガレージに簡単に取り付け可能。モーションセンサー付きのモデルも多く、防犯効果も高まります。

災害時にも頼れる存在

忘れてはならないのが、「災害対応力」。

2024年の能登半島地震では、各地で停電が発生しました。その際、電源を必要としないソーラー街路灯が唯一の明かりとして機能した地域も。避難所や仮設住宅において、夜間の安全確保や心理的安心感を提供しました。

非常時には光が命綱になることもあります。ソーラー街路灯は、ただの照明設備ではなく、「防災インフラ」としての可能性を秘めているのです。

小さなパネル、中型パネルをお探しなら当社にご相談ください

まとめ

「電源工事が不要」という特性を活かし、どこでも設置でき、災害にも強く、しかも環境に優しい。
そんなソーラーパネル搭載型の街路灯は、これからのスマートシティ化やSDGs推進のカギとなる存在です。

導入コストや電気代、環境負荷を見直したい方、ソーラー街路灯を新規ビジネスとしてお考えになられる方は、ぜひ一度ソーラー街路灯を検討してみてはいかがでしょうか?

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この記事を書いた人

永輝商事ブログはじめました。環境とエネルギーなどの情報をみなさんにお届け致します。また、プラスになる情報がありましたらご紹介させて頂きますので、ぜひご覧になってください。

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