「親子で学ぶと未来が変わる!」シリーズ1
そもそも、ゴミってどこへ行くの?

引用元:家庭ごみのゆくえと処理/資源・リサイクル促進センター
日々の生活で出るゴミは、一体どこへ行くのでしょうか?
ゴミの種類によって、行き先は変わります。例えば、
- 燃えるゴミ:焼却場で燃やされ、灰になります。
- 燃えないゴミ:埋め立て処分されることが多いです。
- リサイクルできるゴミ:紙やプラスチック、缶などは資源として再利用されます。
しかし、ゴミが増えすぎると焼却場や埋め立て地がいっぱいになり、新たな問題が生まれてしまいます。
ゴミを捨てすぎると何が起こるの?
ゴミをたくさん出しすぎると、以下のような問題が起こります。
環境が汚れる
ゴミが適切に処理されなかったり、埋め立て地がいっぱいになると、ゴミが街や自然にあふれてしまいます。特に、プラスチックゴミは自然界で分解されにくいため、川や海に流れ出し、生き物に悪影響を与えることも。
空気や水が汚染される
ゴミを燃やすと、大気汚染の原因になる有害なガスが出ることがあります。また、埋め立て地にたまったゴミが分解されると、有害な液体が地面に染み込み、地下水を汚してしまうこともあります。
資源が無駄になる
ペットボトルや紙などリサイクルできるものを捨ててしまうと、新たに資源を使って作り直さなければなりません。これにより、森林伐採や石油消費が増えてしまいます。
世界のゴミ問題、日本のゴミ事情

世界のゴミ問題
世界中でゴミの量は増え続けており、特にプラスチックごみの問題が深刻です。たとえば、
- 海に流れ出るプラスチックごみ:毎年約800万トンのプラスチックごみが海に流れ込み、海の生き物が誤って食べてしまうことも。
- 埋め立て地が足りない国も:特に人口の多い国では、ゴミを埋める場所が不足しています。
日本のゴミ事情
日本はゴミの分別が進んでいる国ですが、まだまだ課題はあります。
- 1人あたりのゴミの量が多い:日本人1人が出すゴミの量は、世界的に見ても多め。
- リサイクル率は高いけれど…:リサイクルされるゴミの中には、実際には適切に再利用されていないものもあります。

未来の地球を守るために、私たちができること
私たちがゴミ問題を解決するためにできることはたくさんあります。
3Rを意識しよう!
「3R」とは、
- Reduce(リデュース):ゴミを減らす
- Reuse(リユース):繰り返し使う
- Recycle(リサイクル):資源として再利用する
たとえば、マイバッグやマイボトルを使うことで、使い捨てプラスチックを減らせます。
ゴミを正しく分別する
リサイクルできるものはきちんと分別しましょう。プラスチックや紙、瓶・缶などを適切に分けることで、資源として再利用しやすくなります。
ものを大切に使う
物を長く使うことで、ゴミの量を減らすことができます。壊れたものをすぐに捨てずに修理したり、おさがりを活用するのもいい方法です。
ママと子どもで楽しくできるエコ活動

ゴミを減らすために、親子で楽しくできるエコ活動を紹介します。
ゴミゼロチャレンジ!
1日だけでも「ゴミを出さない生活」を目指してみるのはどうでしょう?お弁当を作るときにラップを使わず、繰り返し使える容器を活用するなど、工夫してみましょう。
エコ工作を楽しむ
不要になった紙や布を使って、オリジナルの雑貨やおもちゃを作るのも楽しいです。ペットボトルで鉛筆立てを作ったり、新聞紙でエコバッグを作るのもおすすめ。
「エコ日記」をつける
毎日どれくらいゴミを減らせたか、どんな工夫をしたかを記録する「エコ日記」をつけると、環境問題への意識が高まります。
まとめ
ゴミを捨てすぎると、環境が汚れたり、資源が無駄になったりとさまざまな問題が起こります。しかし、私たち一人ひとりが意識を変えることで、未来の地球を守ることができます。
親子で楽しくエコ活動に取り組みながら、ゴミの少ない生活を目指してみましょう!