将来的に整う充電インフラ
電気自動車(EV)が普及する中で、充電インフラの重要性も高まっています。その中で、EV充電器の仕様を調べていると「OCPP1.6J対応」と書かれていることがあります。
「OCPPって何?」「1.6Jってどういう意味?」と疑問に思う方も多いでしょう。
本記事では、OCPPの概要とOCPP1.6Jの特徴、そしてなぜ対応している充電器を選ぶべきなのかを分かりやすく解説します。
OCPPとは?

OCPP(Open Charge Point Protocol)は、2009年にオランダの**E-Laad財団(現:Open Charge Alliance, OCA)**によって開発されました。
OCAは、EV充電インフラの相互運用性を高めることを目的として、充電器メーカーや電力会社などが参加する国際的な団体です。
OCPPは、特定の国や企業に依存しないオープンな通信規格として設計されており、現在では世界中で広く採用されています。
OCPPの基本概念
OCPP(Open Charge Point Protocol)は、EV充電器と充電管理システム(CSMS:Charge Station Management System)を接続するための国際標準通信プロトコルです。
簡単に言えば、異なるメーカーの充電器と管理システムが共通のルールで情報をやり取りするための言語のようなものです。
たとえば、OCPP対応の充電器なら、特定のメーカーの充電管理システムに縛られず、異なるシステムでも運用できるようになります。
OCPPのバージョンとは?
OCPPにはさまざまなバージョンが存在し、主に以下のものが使われています。
- OCPP1.2(2009年に公開された最初のバージョン)
- OCPP 1.5(2011年に公開され現在ではほとんど使われない)
- OCPP 1.6(2015年に公開された現在主流で多くの充電器が対応)
- OCPP 2.0(2018年には最新バージョンが公開され、より高度な機能を備えている)
OCPP1.6は、セキュリティや機能面で優れており、多くのEV充電器がこのバージョンを採用しています。OCPP1.6Jは、現在、もっとも広く使用されているバージョンです。
OCPP1.6Jの「J」とは?

OCPP1.6には、「J」バージョンと**「S」バージョン**の2種類があります。
- OCPP1.6S(シンプルなメッセージ交換のみ対応
- OCPP 1.6J(JSON:データ交換フォーマットを使用し、多機能対応
「J」は**JSON(JavaScript Object Notation)**の略で、データの送受信に使われるフォーマットです。
OCPP1.6Jは、リアルタイムでの詳細なデータ管理が可能になるため、遠隔操作や充電の最適化がしやすいというメリットがあります。
OCPP1.6J対応のEV充電器を選ぶべき理由
充電管理システムと柔軟に接続可能
OCPP1.6J対応の充電器は、異なるメーカーの管理システムと互換性があるため、充電インフラの自由度が高まります。
遠隔管理や監視が可能
例えば、
- 充電セッションの開始・停止をリモートで管理
- 充電器の故障や異常をリアルタイムで検知
- 利用状況の分析や料金設定の変更
など、管理者にとって非常に便利な機能が利用できます。
スマート充電(電力負荷の最適化)ができる
OCPP1.6Jは電力の使用状況をモニタリングし、ピーク時の負荷を分散するスマート充電に対応可能です。
例えば、複数のEVが同時に充電を開始しても、電力使用量を調整し、効率的な充電を行うことができます。
セキュリティの向上
OCPP1.6Jでは、充電器と管理システム間の通信が暗号化されているため、不正アクセスやデータ改ざんのリスクを低減できます。
EV充電器を選ぶ際はOCPP1.6J対応がベスト

NEOシリーズSmart EV充電器 6kW Typeは、「OCPP1.6J対応品」

EV充電器を選ぶ際に、「OCPP1.6J対応」と書かれているものを選ぶことで、
- さまざまな管理システムと互換性を持つ
- 遠隔操作や監視機能が利用できる
- 電力使用の最適化が可能
- セキュリティ面でも安心
といったメリットがあります。
これからEV充電器を導入する方や、充電インフラを整備する企業にとって、OCPP1.6J対応の製品を選ぶことが重要です。
今後、EVの普及が進むにつれ、充電環境の利便性も求められます。充電器を選ぶ際には「OCPP1.6J対応」の有無をチェックし、より快適なEVライフを送りましょう!