IES Synergyとは?革新的EV充電技術で未来を創るブランド

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高性能な充電技術を持つIES Synergy

電気自動車(EV)の普及が加速する中、充電インフラの整備が重要な課題となっています。その最前線で活躍する企業の一つが**IES Synergy(アイ・イー・エス・シナジー)**です。

フランス発のこのブランドは、高性能な充電技術と持続可能なエネルギー活用を組み合わせた革新的なEV充電ソリューションを提供しています。

本記事では、当社が取り扱うEV充電器、IES Synergyのブランドコンセプト、技術力、製品ラインナップ、そして今後の展望について詳しく解説します。

〈フランス〉2000年代後半から本格的に始まった充電インフラ整備

2007年9月にフランスの電力会社EDFとトヨタは、プラグインハイブリッド車(PHEV)の充電ポイントを道路や駐車場に設置する計画を発表しました。

2011年4月には、セーヌ・アヴァル地域で「SAVE(Seine Aval Véhicule Électrique)」プロジェクトが開始され、200台のEVと300の充電ポイントが導入など2000年代後半から徐々に動き始めました。

設立1992年と歴史も長いIES Synergyは、著名な自動車メーカー(BMW、VW、ベンツ、ルノー、ジャガー、ハーレーダビッドソン等)と取引をしながら成長し続けているEV充電器メーカーです。

IES Synergyのブランドコンセプトとは?

2014年から2018年の4年間「FIAフォーミュラE選手権大会」のDC急速充電ソリューションの独占サプライヤー―としても担ったIES Synergyのブランドコンセプトは、

「未来のモビリティを支える充電インフラの実現」

  • 高品質で信頼性の高い充電技術の提供
  • 環境に優しい充電インフラの開発
  • ユーザーフレンドリーなソリューションの提供
  • 適応性・相互運用性・コストパフォーマンス重視

に集約されます。

IES Synergyは、EV用DCバッテリー充電においては27年のノウハウもあり、かつ100%社内設計(電源・システム・ソフトウェア)機能を有しています。

IES Synergyは、ただのEV充電機器メーカーではなく未来のモビリティを支えるインフラの構築を目指す企業です。

最新の研究開発(R&D)で未来のEV充電をリード

IES Synergyでは、70人以上のエンジニアが最先端の充電技術を研究開発しています。

  • プラグ&チャージ(PnC)技術の採用
  • OCPP2.0.1規格対応で多様なEVと互換性を確保
  • 遠隔アップデート機能によるソフトウェアの常時最新化

これにより、同社の充電機器は常に最先端の機能を備え、市場の変化に迅速に対応可能です。

IES Synergyの技術力:Keywatt® テクノロジーとは?

超高速充電を可能にするKeywatt®

IES Synergyの主要技術である**「Keywatt®」は、EVの充電時間を大幅に短縮する超高速充電技術**を搭載しています。

  • 急速充電対応:短時間でEVを充電できる。
  • 高エネルギー効率:無駄な電力消費を削減し、コストパフォーマンスを向上。
  • モジュール設計:簡単な設置とメンテナンスが可能。

特に、商業施設や公共施設に最適なKeywatt® 50kW・180kWモデルは、世界中で導入が進んでいます。

IES Synergyの製品ラインナップ

NEOシリーズSmart EV充電器 6kW Type (当社取扱製品)

家庭用・産業用施設向けの普通充電器で、特に**「Bluetooh機能&不正利用防止機能」**が標準装備。

  • 日本仕様の6kWモデルを展開
  • 過酷な環境下でも使用できる「IP65」
  • 国際通信規格OCPP1.6J対応品

当社は、普通充電器市場から参入し急速から超急速へと日本に限らずグローバルに展開していきます。

過酷な環境下でも使用できる「IP65」

  • 防塵6等級(最高レベル):耐塵形(粉塵が内部に全く侵入しない)
  • 防水5等級:あらゆる方向からの噴流水によっても有害な影響を受けない(防噴流)

この等級によって、充電器が屋外の厳しい環境でも動作し続けることが保証されます。

スマホアプリでWi-FiとBluetoothの切り替え可能なスマートEV充電器

EV普通充電器の通信規格には、「Wi-Fi」「Bluetooth」「LAN」の3種類があり、それぞれの利便性は異なります。

  • Wi-Fi:遠隔操作やデータ管理に最適。
  • Bluetooth:簡単な接続が可能で、多くの充電器に標準搭載。
  • LAN(有線):最も安定した通信が可能で、商業施設向け。
  • Wi-FiとBluetoothの切り替え機能がある充電器なら、環境に応じて最適な通信方法を選べます。

一歩先を行くRFID機能付きEV充電器

RFID機能付きEV充電器は、不正利用の防止・簡単な認証・高いセキュリティなど、多くのメリットを提供します。特に、EV化された社有車をRFID機能付きのEV充電器で充電利用者の管理が可能となり効率化が図れるます。

充電管理システムと柔軟に接続可能な「OCPP1.6J」

OCPP1.6Jは、リアルタイムでの詳細なデータ管理が可能になるため、遠隔操作や充電の最適化がしやすいというメリットがあります。

Keywatt® 急速充電ステーション(当社パートナー企業と連携)

引用元:IES Synergy

商業施設・公共施設向けの急速充電器で、特に**「超コンパクト設計&高出力」**が特徴です。

  • 24kW~180kWモデルを展開
  • 防水・防塵設計で屋外利用も可能
  • 低消費電力&高耐久性

モバイル充電ステーション

引用元:IES Synergy

一時的な充電ニーズに対応する持ち運び可能な充電器

  • 設置工事不要でどこでも使用可能
  • フリート管理(企業車両向け)に最適
  • イベントや緊急時の電源供給としても活用可能

車載充電器(オンボードチャージャー)

引用元:IES Synergy

OEM向けに提供される、EV本体に組み込むカスタム設計可能な充電システム

  • 大手自動車メーカーとのパートナーシップ
  • 高耐久&省エネ設計
  • 多様な電圧・電流に対応

グローバル展開と今後の展望

IES Synergyの世界展開

IES Synergyは、すでに50カ国以上に進出しており、特に欧州・米国・アジア市場で急成長を遂げています。

  • フランス政府の「France Relance 2030」プロジェクトに採択
  • Formula-E世界選手権の公式充電パートナーとして活躍
  • 中国・北米市場でもOEMとの連携を強化

メーカーの今後の展望:充電インフラのさらなる進化へ

IES Synergyは、次世代のEV充電インフラを構築することを目指し、以下の取り組みを推進しています。

  1. 超高出力充電器の開発(300kW以上)
  2. 再生可能エネルギーとの連携強化(太陽光・風力発電との統合)
  3. AIを活用した充電管理システムの導入

これにより、EVユーザーがより便利で快適に充電を利用できる社会を実現することを目指しています。


まとめ

IES Synergyは、技術革新と持続可能なモビリティの両立を目指すリーディングカンパニーです。

  • 環境負荷を考慮した持続可能な設計
  • 世界50カ国以上での導入実績
  • Keywatt®テクノロジーによる超高速充電

EV市場が拡大する中で、IES Synergyの存在はますます重要になっています。これからのモビリティ社会を支える同社の技術革新に、今後も注目が集まる製品です。

〈雑誌掲載〉

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この記事を書いた人

永輝商事ブログはじめました。環境とエネルギーなどの情報をみなさんにお届け致します。また、プラスになる情報がありましたらご紹介させて頂きますので、ぜひご覧になってください。

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